題名と内容が合致していない
「分かりやすい日本語の書き方」はあまり説明されていませんでした。 半分が「正しい日本語の書き方」、もう半分は「筆者の思い出話」です。「正しい日本語の書き方」については参考になりましたが、 私が知りたかったのは「分かりやすい日本語の書き方」であるため、 読み終えても、あまり満足できませんでした。 「正しい日本語の書き方」が「分かりやすい日本語の書き方」であるという説明がなされていれば良かったと思います。 時折でてくる「筆者の思い出話」は不必要と感じました。 本の構成のほとんどが「文章の書き方」→「例文」→「筆者の思い出話」となっているため、「思い出話」を無理やり聞かされる作りとなっています。 思い出話は省略して、「分かりやすい日本語の書き方」について深く掘り下げて欲しかったです。
いったいどこが「分かりやすい日本語の書き方」なのか!
この著者は「正しい日本語」と「分かりやすい日本語」の違いを理解していないし、体系化した説明や具体的な指摘も苦手のようである。さらに、「読み方」についての注意や語彙に関する蘊蓄、個人的な思い出話など「分かりやすい日本語の書き方」とは何の関係もないことで紙幅を費やし、引用と例示の仕方は冗長である。 以下にいくつか例を挙げておく。 ■「魚」と「さかな」の違いでは、漢字と仮名書きの違いが「分かりやすさ」に与える影響を述べるのでなく、「うお」と「さかな」の違いなどの蘊蓄を垂れているだけである。 ■助数詞や同訓異義語、送り仮名を正確に書けと言うことだが、これらの用法を間違えたために分かりづらい日本語になった例は示されていない。 ■同訓異字を正しく書く理由は、恥をかかないため、試験で減点されないためであり、「分かりやすい日本語」とは何の絡みもない。 ■四字熟語は数多く覚えなくてもよいとの理由は、明確にされていない。間違いやすいからとも、難解なものがあるからとも取れるのだが、いつの間にか思い出話になってしまっている。 本書から分かりやすい日本語を書く上で参考になる部分は、ほとんど見出せない。この様な内容のものを「分かりやすい日本語の書き方」と言うタイトルで発売した著者と出版社の良識を疑う。
文書教室の教科書のような本
いつもさりげなくつかっている日本語の正しい使い方を、わかりやすく説明してくれています。 文書教室の教科書として、何度も繰り返して読み返したい本です。 『声にだしてよみたい日本語』という本がありますが、この本はきれいな言葉を使いたいときに読む本だと思います。 きちんとした日本語を綴るのは、簡単なようで実はすごく難しい。きちんとした文章を書ける人は、言葉遣いや暮らしぶりもかかわってくるものかもしれないなと感じました。 辞書と常に仲良く、自分よがりの文章を書かない。改めてこの本から教えられました。 著者の年齢が、80歳ということにも驚きました、著者のように、いくつになってもきれいな日本語を使いつづけたいですね。
講談社
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス) 「分かりやすい文章」の技術 (ブルーバックス) 考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
|